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mission6-2
「冬場に窓開け換気をする際、エアコンは
“つけっぱなし”にすべきか“
小まめに電源オン・オフ”すべきかを検証せよ!」

本調査は、1つの住宅を使用し、天気や気温などの条件が近い複数の日に実施したものです。そのため、厳密な同条件での比較ではありません。
調査結果はあくまで今回の条件に基づくものであり、住宅やエアコン、気候によって結果は変わります。

徹底検証1!
冬の窓開け換気時に、エアコンをつけっぱなしと小まめにオン・オフした場合では、どちらの方が消費電力は少なくてすむ?

実験1

冬の朝から夜の時間帯(7:00~23:00)に30分に1回、5分間の窓開け換気を実施。換気時にエアコンの電源を小まめにオン・オフ(換気時に電源オフ/換気後に電源オン)した場合と、エアコンをつけっぱなしにした場合の消費電力量を調査しました。

実施条件

実験
エアコン運転
加湿
実施日
気温
湿度
天候
最高
最低
平均
最小
6:00~18:00
18:00~翌日6:00
実験1 つけっぱなし あり 2020年12月25日 12.5℃ 6.1℃ 48% 36% 晴時々曇 晴一時曇
小まめに
オン・オフ
あり 2020年12月27日 12.8℃ 4.4℃ 58% 33% 晴時々曇 曇時々晴
実験実施場所:神奈川県横浜市
気温、湿度、天候は気象庁「過去の気象データ検索」より
リビングダイニング/窓開け換気写真
エアコン設定/加湿空気清浄器/温湿度計

グラフ①
換気時にエアコンをオフにした場合と、換気時にエアコンを“つけっぱなし”にした場合の消費電力の比較

消費電力推移

窓開け換気をした場合のエアコン電気代の比較

窓開け換気時の
エアコン運転
小まめにオン・オフ つけっぱなし
消費電力量 4.02kWh 3.48kWh
電気代 108.5円 94.0円
電気料金単価を27円/kWhとして計算
エアコン基本設定

暖房運転/設定温度:20℃/設定しつど:切り/風量:自動/風向:ななめ下向き/換気:オフ

窓開け換気設定

30分に1回、5分間の窓開け換気を実施

グラフ②
換気時にエアコンをオフにした場合と、換気時にエアコンを“つけっぱなし”にした場合の温度推移の比較

室内温度推移

結論

冬の朝から夜の時間帯(7:00~23:00)、30分に1回、5分間の窓開け換気をした場合、換気時にエアコンの電源を小まめにオン・オフした時の消費電力量は4.02kWh、エアコンをつけっぱなしにした時の消費電力量は3.48kWhで、窓開け換気時にエアコンをつけっぱなしにした方が消費電力量は少なくなりました。電気代に換算すると1日で約14.5円下がったことになります。

室内の温度の推移を見ても、エアコンをつけっぱなしにした方が暖かく、窓開け換気をしても快適に過ごせそうです。

徹底検証2!
冬の窓開け換気時に、加湿をする場合としない場合では、どちらの方が快適に過ごせる?

実験1

冬の朝から夜の時間帯(7:00~23:00)に30分に1回、5分間の窓開け換気を実施。加湿空気清浄機による加湿をした場合と、しない場合の室内の湿度変化を調査しました。

実施条件

実験
エアコン運転
加湿
実施日
気温
湿度
天候
最高
最低
平均
最小
6:00~18:00
18:00~翌日6:00
実験2 つけっぱなし あり 2020年12月25日 12.5℃ 6.1℃ 48% 36% 晴時々曇 晴一時曇
つけっぱなし なし 2020年12月26日 11.3℃ 3.9℃ 48% 33% 晴後一時曇 晴後一時曇
実験実施場所:神奈川県横浜市
気温、湿度、天候は気象庁「過去の気象データ検索」より

グラフ③
換気時に加湿器で加湿した場合と、加湿しない場合の湿度推移の比較

室内の相対湿度推移

加湿の有無による湿度変化

加湿の有無 加湿なし 加湿あり
室内湿度 25.5~36.9% 34.7~40.6%
加湿器はエアコンの対面側、向き合う位置に設置
エアコン基本設定

暖房運転/設定温度:20℃/設定しつど:切り/風量:自動/風向:ななめ下向き/換気:オフ

窓開け換気設定

30分に1回、5分間の窓開け換気を実施

グラフ④

調査日の屋外相対湿度推移 @横浜市(参考)

冬は気温が低いため、室内よりも屋外の方が相対湿度が高くても、空気中の水分量は多くありません。暖房している室内に窓から外気が入ると、多くの場合、湿度が低下するため注意が必要です。

結論

「加湿あり」では全時間帯を通じて、冬の室内湿度として推奨されている40%以上を概ね保つことができました。窓開け換気をしているときに、加湿器や加湿空気清浄機を使うことで、乾燥対策に効果があるといえそうです。

また、加湿しながら暖房すると、体感的に暖かく感じられるため、加湿なしで暖房するときより低い設定温度でも快適に過ごすことができます。寒くならない程度に設定温度を下げれば、冬でも省エネにつなげることができます(設定温度を1℃下げると約10%の節電になります)。

ダイキンからのアドバイス

コロナ禍の冬は、“換気+エアコンつけっぱなし+加湿”が正解

コロナ禍の冬、寒いなかでも定期的な窓開け換気が必要です。しかし、窓開け換気をすれば屋外の冷たく乾いた空気が流入(室内の熱や湿気が屋外に流出)するため、室温を保とうとするエアコンの負荷が増加するだけでなく、空気の乾燥も避けられません。そこで大切になるのが窓開け換気の際にできるだけエアコンに負荷をかけない工夫と、湿度を保つための加湿です。

今回の調査では、換気をするたびにエアコンの電源をオフにするよりも、つけっぱなしにした方が電気代は1日で約14.5円低く、室温は快適に維持することができました。さらに加湿をすることで、湿度は目安とされている40%以上を概ね保つことができました。コロナ禍の冬は、”換気+エアコンつけっぱなし+加湿” が正解といえそうです。

夏同様にこの冬も定期的な室内の換気が求められています。健康で快適に過ごすために、上手に換気と加湿をしながら適切にエアコンを使いましょう。

実験環境

調査場所 神奈川県横浜市
建物構造 鉄筋コンクリート造(6階建て)
調査は2階の実生活空間・環境にて実施
築年数 15年
測定部屋 リビングダイニング約20畳
エアコン機種 うるさら7(2017年モデル)
AN40VRP-W
エアコン設定 運転 暖房
設定温度 20℃
設定しつど 切り
風量 自動
風向 ななめ下向き
換気 オフ
今回の検証は広めのリビングダイニングで実施したものになります

空気の可能性を信じ、追い求め、

新しい価値をくわえて
これまでになかった空気を、世界へ届けます。

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