ダイキン工業株式会社

CORPORATE NEWS [最新ニュース一覧] 2015年12月15日
line
ビル用マルチエアコン
「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)」の実現に貢献するハイグレードモデル
ビル用マルチエアコン『VRV X』シリーズを新発売


価格・発売時期
特 長
お問い合わせ

印刷用PDFファイルダウンロード
製品紹介ページへ
            ビル用マルチエアコン『VRV X』


ダイキン工業株式会社は、ビル用マルチエアコン『VRV X』シリーズ(22.4kW〜118.0kW 全18機種)をモデルチェンジし、2016年4月20日より発売します。
『VRV X』シリーズは、低負荷時の運転効率を向上し、年間の消費電力を大幅に削減した当社ビル用マルチエアコンのハイグレードモデルです。今回、冷媒回路の見直しによりさらに効率を向上させ、業界トップ※1の省エネ性を達成しました。デシカント方式の調湿外気処理機『DESICA』と組み合わせることで、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)を実現するための大幅な消費エネルギーの削減が可能です。
また天井カセット形の室内ユニットでは、従来の気流方式を根本から見直した「アクティブ・サーキュレーション気流」を採用し、足元から暖かく快適な暖房が実現できます。さらに、輻射空調や床暖房などの風を感じない空調システムを簡単に導入したいというニーズに応え、冷温水を作り出す「冷温水ユニット」を新たにラインアップします。


【機種名および発売時期】
■VRV Xシリーズ
    ※16馬力以上は下記機種の組み合わせとなります。
相当馬力(HP) 室外ユニット機種名 冷房能力(kW) 暖房能力(kW) 外形寸法
(高さ×幅×奥行)
単位:mm
発売予定時期
8 RXUP224DA 22.4 25.0 1525×1240×765 2016年4月20日
10 RXUP280DA 28.0 31.5
12 RXUP335DA 33.5 37.5
14 RXUP400DA 40.0 45.0


【商品の特長】
1. 業界トップ※1の省エネ性を達成し、ZEBの実現・普及に貢献
過冷却熱交換器の性能アップと室内機のファン動力低減により省エネ性を向上し、12馬力で業界トップ※1のAPF6.2を達成
調湿外気処理機『DESICA』と組み合わせることで、従来の空調換気システムに対して消費エネルギーを60%削減※2し、ZEB実現に貢献
2. 「アクティブ・サーキュレーション気流」で足元から暖かい暖房を実現
水平方向から吹き出された気流が壁面に沿って床全体に広がり、足元が従来に比べて1℃暖かい※3
壁や窓から侵入してくる冷気を防ぎ、室内が暖まるまでの時間を約10%短縮※3
3. 「冷温水ユニット」で輻射熱を利用した空調など多様なニーズに対応
ビル用マルチエアコンで初めて※4「冷温水ユニット」を接続でき、別の熱源を追加することなく温水暖房・冷水冷房を実現
風のドラフトを感じない輻射空調や床暖房システムにも利用できるなど、ビル用マルチエアコンの用途を拡大


ページ上部へ戻る


【特長詳細】
1. 省エネ性を向上し、ZEBの実現に向けてさらに前進
1)年間運転効率をさらに向上し、業界トップ※1の省エネ性を実現
一般的なビル用マルチエアコンの運転状況は、負荷率50%以下の低負荷領域での運転が90%程度を占めています※5。『VRV X』シリーズは負荷が少ない時の効率向上に着目し、圧縮ロスを極小化した「新型スクロール圧縮機」と、必要負荷をリアルタイムに把握し圧縮機回転数を抑える「全自動省エネ冷媒制御」により、年間運転効率を大幅に向上しています。今回、さらに過冷却熱交換器の性能向上により熱交換量をアップし、冷媒循環量のバランスを最適化するとともに、ファン動力を低減した天井カセット形の室内ユニットとの組合せで、業界トップ※1のAPFを達成しました。

●定格能力に対する負荷率と運転時間の関係(事務所ビル:当社調べ)

●冷媒循環量のバランスの最適化により、省エネ性を向上


2)潜顕分離空調によりZEBの実現を目指す
エアコンの省エネ性を高めるためには、冷房時の冷媒の蒸発温度を上げることが最も効果的です。ただし蒸発温度を高くすると室内ユニットで湿度を十分にとることができず、ジメジメとした不快な室内環境になることが懸念されます。そこで当社では2008年に調湿外気処理機『DESICA』を発売し、『DESICA』で湿度(潜熱)を処理し、エアコンは温度(顕熱)の処理に特化することで、省エネと快適性を両立させる潜顕分離空調を提案してきました。
今回、年間運転効率を大幅に向上した『VRV X』シリーズと室内のCO2濃度により適切な換気量に調整する新型の『DESICA』※6を組み合わせることで、従来の空調換気システムに対し、消費電力を60%削減※2するさらに高効率なシステムとなりました。2020年までに新築公共建築物でZEBを実現することが目標とされる※7なかで、ZEBを実現するために最も適した空調換気システムとして、潜顕分離空調を展開していきます。

●潜顕分離空調でVRV Xの省エネ性をさらに引き出す


【ご参考】
  ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)  
建物の躯体や設備の省エネ性能の向上、再生可能エネルギーの活用などによって、建物全体の一次エネルギー(石炭・石油・天然ガスなどを利用したエネルギー)消費量が正味(ネット)でゼロ、または概ねゼロとなるエネルギー自立型建築物のこと。

近年、業務用途のエネルギー消費量が増加傾向にあり、省エネ対策の強化が叫ばれるなか、ZEBへの動きは、海外先進国と同様に日本でも加速しています。2020年までには新築公共建築物等にて、2030年までには新築建築物の平均にてZEBを実現するロードマップが公表※7されており、ビル設備において消費エネルギーの約5割※8を占める空調機の大幅なエネルギー消費量削減が求められています。


2. 水平方向に吹き出す新たな気流方式で、快適な暖房空間を実現
暖かい空気は天井方向へと上がっていく性質があるため、これまで天井カセット形のエアコンの暖房は、下方向にいかに強く気流を吹き出すかが重要とされてきました。本商品はその考えを根本から見直し、3 つの技術(「ワイドフラップの採用」「吹出し角度の最適化」「2 方吹きによる風速アップ」)を搭載することで、気流を水平方向に強く吹き出し、壁面に沿って床面まで届け、足元から暖かい暖房を実現します。「アクティブ・サーキュレーション気流」では、水平吹きの気流に下向きの気流を効率的に組み合わせ、すばやくムラのない暖房を実現します。

●従来の暖房と「アクティブ・サーキュレーション気流」との違い

暖房時、アクティブ・サーキュレーション気流は、「2方水平吹き」→「4方下吹き」→「2方水平吹き(逆方向)」をくりかえします。

●アクティブ・サーキュレーション気流を実現する3つの技術
3. これまでにない「冷温水ユニット」で、多様なニーズに対応
室内ユニットと同様にビル用マルチ室外ユニットに接続できる「冷温水ユニット(冷暖最大能力14kW)」は、空調と輻射をあわせたハイグレードなシステムを安価に構成することができます。「冷温水ユニット」は熱交換器とポンプで構成され、床暖房・ラジエータなど輻射機器に接続できます。ガスなどの燃焼式熱源を追加する必要がなく、ヒートポンプ式のため燃焼式に対して大幅なランニングコストの削減も可能です。

●「冷温水ユニット」を用いたシステムイメージ


■冷温水ユニット
最大能力(kW)冷房/暖房 製品質量(kg) 外形寸法(高さ×幅×奥行)単位:mm 発売予定時期
14.0/14.0 44 890×480×344 2016年4月20日


【その他の特長】
1. 50℃の外気温度でも運転を継続する「タフネス冷房」
熱交換効率向上によって高温時での能力低下を防ぐとともに、外気温度にかかわらず安定して電気部品を冷却できる独自の冷媒冷却回路を搭載し、外気温50℃まで冷房運転が可能です。熱のこもりやすい集合設置や狭いスペースなどの過酷な設置状況でも、安定した連続運転を実現します。

2. 多様な設計ニーズに対応できる高い配管接続の自由度と室内ユニット接続容量の拡大
配管接続において、室外ユニットを出て1つ目の分岐から最も遠い室内ユニットまでの距離を90mまで離すことができ、1フロアの面積が広い建物でも1系統で展開できます。さらに、室外ユニットに接続できる室内ユニットの容量は200%まで可能です。大規模な建物へのビル用マルチエアコン設置が増えているなか、より多様な設計ニーズにお応えします。

3. 機外静圧78.4Paの高静圧設定が可能
室外ユニットでの設定だけで、業界トップクラスの高静圧を発揮します。これにより、高層ビルの各階設置にも容易に対応できます。

   ※1  当社調べ(2015年12月15日現在)。
   ※2  当社従来システム(Ve-upW+外気処理タイプ)と新システム(VRV X+DESICA)との比較。所在地:東京都、天井高:2.6m、用途:オフィスビル中間階、換気量3000m3/h。
   ※3  当社従来品(FXYFP80C)と新商品(FXYFP80D)との比較。当社モデル空間(7.5m×7.5m×2.6m)での試算。足元温度は床上0.6mの平均温度での比較、暖まるまでの時間は床上0.6mの平均温度が運転開始(5℃)から設定温度(22℃)に達するまでの運転時間。風量・風向は従来機:急・下吹き、新商品:アクティブ・サーキュレーション気流。
   ※4  当社調べ(2015年12月15日現在)。ビル用マルチエアコンにおいて、冷温水を生成するユニットをラインアップ。
   ※5  当社調べ。事務所ビルにおいて定格能力を負荷率100%とした場合。
   ※6  2016年6月発売予定。CO2濃度による制御は受注対応。
   ※7  出展:経済産業省資料「エネルギー基本計画」より。
   ※8  出展:資源エネルギー庁推計。事務所ビルにおいて。

ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在のものです。
予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

●報道機関からのお問い合わせ先
  ダイキン工業株式会社 コーポレートコミュニケーション室
  【本社】 〒530-8323 大阪市北区中崎西二丁目4番12号(梅田センタービル)
TEL (06)6373-4348(ダイヤルイン)
  【東京支社】 〒108-0075 東京都港区港南二丁目18番1号(JR品川イーストビル)
TEL (03)6716-0112(ダイヤルイン)
●お客様からのお問い合わせ先
  ダイキン工業株式会社
  【コンタクトセンター(お客様相談窓口) TEL(0120)88-1081 http://www.daikincc.com

Adobe Reader ダウンロード Adobe Readerを
ダウンロードする
PDFの資料をご覧頂くためには、Adobe社のAdobe Reader のプラグインが必要です。
お持ちでない方は、お使いのパソコンの機種/スペックに合わせたプラグインをダウンロード、
インストールしてください。