経営者からのメッセージ


経営者の写真 2016年度の経営環境は、世界各地域で経済成長が鈍化し、円高のマイナス影響を受けるなど、厳しい状況のなか、当社は、全社をあげて経営体質の抜本強化に努め、基本方針として「ライバルに打ち勝っての、実質ベースでのグローバル大増販」「グローバルでの変動費コストダウンの極大化」「固定費の抜本的削減」を掲げ、さらなる業績拡大をめざして取り組んで参りました。
その結果、空調事業が、北米・アジア・欧州を中心に海外で販売を拡大、中国でも住宅用マルチエアコンの拡販とコストダウンにより業績を拡大、日本でも高付加価値商品の販売を拡大するなど、主要各地域で販売を拡大し、売上高、利益とも、4期連続で過去最高の業績を更新し、合わせて、7期連続の増収増益を達成することができました。

今後の経営環境は、米国景気の加速や資源価格上昇による資源国の景気回復などから、底堅く推移することが見込まれるものの、米国新政権の政策運営や地政学リスクの高まりもあり、先行きは不透明な状況といえます。
このような中、当社は、戦略経営計画「FUSION20」中期実行計画の達成に向けた経営の構えとして、2017年度と2018年度の2ヵ年は、引き続き思い切った先行投資を実行し、短期利益を確保するとともに、中長期のさらなる成長発展をめざしていく考えです。

主な先行投資として、生産能力の強化に向けては、米国新工場のほか、タイとインドで工場の増設を急ピッチで行っており、ベトナムとマレーシアでは新工場の建設を進めています。
また、グローバル開発体制を加速します。R&Dのマザー拠点であるテクノロジー・イノベーションセンター(TIC)の体制を強化し、TICを核にグローバル8極の現地開発拠点と連動させることで、技術のさらなる高度化と差別化商品の開発を加速します。特に北米では、今までにない差別化商品を創出し、成熟したダクト空調文化の北米市場を一気に変革し、新たな市場の創造をねらっての北米R&Dセンターの設立を予定しています。
さらには、シリコンバレーにオフィスを設立し、これからの時代に必要なAI、IoT技術の獲得と強化に本格的に取り組んでまいります。また、異分野技術の融合を図る上で、産産連携、産学連携については、これまで以上にスピードを上げて取り組んでいきたいと考えています。技術の高度化の成果創出を加速させるためにも、そのベースとなる人材力を強化する必要があり、人材の獲得・育成も急ピッチで展開していきます。
営業力・販売力・サービス力のさらなる強化に向けては、提携・連携・M&Aも駆使してのスピードある体制構築に加え、各国で販売店の開発に次ぐ開発が不可欠であり、その人材の確保・育成にも積極的に取り組んでいきます。

2016年度の配当金につきましては、業績が好調に推移していることから、現公表から10円増額の年間130円の案とさせていただきます(中間配当60円、期末配当70円)。2017年度の配当金につきましても、年間130円(中間配当65円、期末配当65円)を予定しています。
当社は、さらなる成長発展に向け、戦略的投資を実行しながら事業を拡大し、業績向上と体質改革による強靭な企業体質の構築を加速させてまいります。そのことで、企業価値を向上させ時価総額を高めることと合わせて、株主への利益還元についても一層の向上を図ってまいります。

今後とも当社の経営へのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
以 上


2017年5月

経営者のサイン


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