ダイキン工業株式会社

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気候変動への対応

フッ素化学製品、油圧機器製品での省エネルギー

フッ素化学製品

「塗るエアコン」ゼッフル遮熱塗料で空調負荷を軽減

ゼッフル遮熱塗料の採用例

船舶
船舶塩害による腐食にも強く、美観を維持し、船内温度も抑制

石油タンク
石油タンク温度上昇を抑えることで、タンク内の石油蒸気の発散を抑制

ダイキンでは、塗料用フッ素樹脂をベースに、屋根から伝わる太陽熱を反射する「ゼッフル遮熱塗料」を開発。この塗料は、一般塗料に比べて屋根表面の温度上昇を最大15〜20℃抑えることができます。これによって室内の温度上昇も大幅に抑制でき、空調電力を約15%削減し、夏場の節電対策に大きく貢献します。

ゼッフル遮熱塗料は、いわば「塗るエアコン」。省エネ型のエアコンと併せて利用いただき、電力消費量削減に役立てていただいています。

家屋の屋根や外壁材に塗る以外でも、ゼッフル遮熱塗料の遮熱効果と耐候性能が生かされています。例えば貯水タンク。飲料水のタンクでは水温上昇を抑えることで衛生状態を保ち、水・氷蓄熱層では保冷性を高める効果で省エネルギーになっています。また、船舶の天板に採用する例も増えており、船内の温度上昇を抑えるとともに海水や紫外線による劣化も防ぎます。

外壁パネルやアルミサッシなどビル建材用の新製品の販売を開始。建材メーカーから遮熱塗装された建材の販売が始まっています。

日本だけでなく、中国、欧州、中東と販売地域を拡大しており、大金フッ素化学(中国)有限公司の常熟工場では、原料樹脂の生産設備を新設し、2013年5月に量産を開始しました。

ゼッフル遮熱塗料の特徴

ゼッフル遮熱塗料の特徴

フッ素の特性を活かし、太陽電池の長寿命化に貢献

フッ素樹脂の耐薬品性、耐熱性、耐候性という特徴を活かして、太陽電池の普及に役立つ材料を提供しています。例えば、太陽電池内部を劣化させる紫外線や湿気の侵入を防ぐバックシートに用いられるフッ素樹脂塗料「ゼッフル」は、従来のフッ素樹脂フィルムより薄膜で同等の耐候性、耐久性を実現し、太陽電池パネルへの採用が増えています。

一方、太陽電池の表面保護フィルムに使われるフッ素樹脂「ETFEフィルム」は、光線透過率が高く、太陽光下で20年以上も使用できます。従来のガラスに比べて軽量で、折り曲げが可能なフレキシブルタイプと呼ばれる太陽電池に利用されています。さらに、カバーフィルムに凹凸をつけて太陽光を効率よく取り込む集光フィルムや、パワーコンディショナーに搭載されるフィルムコンデンサーの小型化に貢献するフッ素樹脂フィルムの研究開発も進めています。

ETFE:耐薬品性、絶縁性に優れたフッ素樹脂。電線の被覆材などに使用されています。

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油圧機器製品

省エネハイブリッド油圧ユニット「スーパーユニット」
工場の省エネ化とCO2削減に貢献

ダイキンは工場の生産ラインなどに組み込まれる油圧ユニットの省エネでも業界をリードしています。

独自のハイブリッド油圧「スーパーユニット」は、省エネ型エアコンに使用しているモータ・インバータ技術を採用。待機時・動作時・保圧時の負荷圧に応じて自動的にポンプの回転数を電子制御し、保圧時の省エネ率は50%以上(当社ピストンポンプ比)を実現。プレス機や加硫機、鋳造機など幅広い産業機械にご採用いただき、工場の省エネとCO2削減に大きく貢献しています。2014年にモデルチェンジと機種拡充をし、2015年4月からモータのトップランナー規制の対象外になった省エネへの取り組みとして採用をご検討いただくことが増えています。

海外でもさまざまな産業機械に採用され、精度の高さと省エネ性が高く評価されています。

「スーパーユニット」と従来機の消費電力比較

「スーパーユニット」と従来機の消費電力比較

油冷却機器「オイルコン」
幅広いラインナップ展開を完了

浸漬形オイルコン浸漬形オイルコン

工作機械で加工精度に大きく影響を与える潤滑油/冷却油の緻密な温度制御を可能にするのが、油冷却機器「オイルコン9シリーズ」です。

±0.1℃の高精度温度制御を可能にすると同時に、インバータ制御や最新型圧縮機の導入などによって従来のオンオフ制御機に比べて45%の省エネを実現しています。また産業機械の中でいち早くRoHS規制に対応しています。

2014年9月に浸漬形の大容量シリーズ(5馬力)と、産業機械用チラーの大容量シリーズ(2〜3馬力)をラインナップしたことで、従来にも増して幅広いニーズにお応えできるようになりました。

RoHS規制:電気・電子機器において、特定有害物質の使用を制限するEU(欧州連合)の法規制。

TOPICS

マイクロ水力発電システム
富山、福島に続き神戸市で実証評価

環境省の「CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」に採択され、小型で低コストの管水路用マイクロ水力発電システムを開発しました。2014年度から2015年度にわたって富山県南砺市、福島県相馬市において実証実験に取り組み、製品の実用化に至りました。2016年度からは神戸市と共に長期的な性能、運用コストなどの評価を開始し、これまで利用されていなかった水流エネルギーを使った発電で、CO2排出量の削減につなげます。

マイクロ水力発電システム

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