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気候変動への対応

エアコンの省エネルギー性向上

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ダイキングループは、グローバルに事業を展開する空調機器メーカーとして、人々の快適性を向上させながら、地球温暖化という課題を解決するために、エネルギー消費量を抑制することを使命と考えています。そのために製品のライフサイクルごとに環境影響を定量的に評価し、電力消費の少ない製品やサービスを開発するとともに、製品の組み合わせによる建物全体のエネルギー最適化などを進めています。

ライフサイクルアセスメント

使用時の省エネと冷媒影響削減に注力

製品のライフサイクルごとに環境影響を定量的に把握するLCA(ライフサイクルアセスメント)の手法を用いて、エアコンの温暖化影響を評価しています。

エアコンによる温室効果ガス排出量は、使用時の影響が最も大きく、次いで冷媒による影響が大きくなっています。そこで、この2 点の環境影響低減に最も注力。消費電力を低減できるインバータ技術の搭載に加え、低温暖化冷媒R32を採用し、その特性を活かした省エネ化を進めています。2016年度はCO2排出量を住宅用では約21%、業務用では約32%削減しました。

このように新しい製品は最新技術によって従来に比べて省エネ性が大きく向上していますが、既設機においても省エネ性が向上できれば、市場全体で大幅な消費エネルギー削減が図れると考え、省エネのキーとなる圧縮機と制御を現地で最新式に交換する『レトロフィットシステム』を商品化しました。

最新式の圧縮機は、低負荷での圧縮漏れやロスを極小化。負荷に応じて冷媒温度をコントロールする最新制御と併用することで、ビルにおいて発生頻度が高い低負荷運転時の効率性向上を図っています。これによりレ年間消費電力量は、約15%削減できる見込みです。また、レトロフィットシステムは交換部品が少ないためコスト的なメリットを生むとともに、現地での作業時間が短いという利便性が評価され、H28年度省エネ大賞「経済産業大臣賞」を受賞しました。

LCA事例:ライフサイクルCO2排出量の比較注1

LCA事例:ライフサイクルCO2排出量の比較注1(エネルギー起因CO2)

注1 住宅用エアコンは2.8kWクラス、業務用エアコンは14kWクラスでの当社基準による算出。

注2 期間消費電力量:住宅用は日本工業規格(JIS)、業務用は(一社)日本冷凍空調工業会の規格を使用。

注3 冷媒影響は使用時と廃棄・リサイクル時の平均漏れ率を考慮し、単位重量あたり温暖化係数より算出。

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エアコンの省エネルギー性能向上

APF(通年エネルギー消費効率注1)とIPLV(期間成績係数注2)を向上

エアコンにおいて、設計から製造、使用、廃棄に至るライフサイクルのうちCO2排出量が最も多いのは使用段階です。

そのため、ダイキングループでは、製品の環境自主基準において、使用段階における省エネ性の項目をより厳しく設定し、製品の省エネルギー性向上に注力しています。

2016年2月に発売した店舗・オフィスエアコンでは、1.5〜6馬力の全シリーズでR32を採用し、APF(通年エネルギー消費効率)を0.1〜0.4向上させました。また、住宅用エアコンや床暖房・給湯器でもR32冷媒を採用し、2015年11月発売の「新うるさら7」でもAPF向上に取り組みました。

また、2016年2月に発売した高暖房VRVHでは、APF(通年エネルギー消費効率)で2015年省エネ基準値を全機種クリアしました。これにより2015年5月に発売した設備用ZEASから始まり、2016年4月に発売した年間冷房中温型及び年間冷専高温高湿まで、設備用商品室内機に使われているファン用三相誘導電動機(モータ)でトップランナー基準をすべてに適用することができました。

注1 APF(通年エネルギー消費効率):1年を通して、ある一定条件のもとにエアコンを使用した時の消費電力量1kWhあたりの冷房・暖房能力を表したもの。値が大きいほど、省エネ性能が高くなります。

注2 IPLV(期間成績係数):空調負荷の異なる4つの冷房COPの加重平均にて算出した省エネ係数で、パッケージエアコンのAPFに相当します。実際の空調運転の大半は部分負荷運転をしており、IPLVの数値が高いほど、実用省エネが優れていることになります。

消費電力量とエネルギー消費効率(住宅用エアコン)注1

消費電力量とエネルギー消費効率(住宅用エアコン)

注1 2.8kWクラス当社試算。日本工業規格(JIS)条件による。

注2 寸法規定タイプの場合。

注3 2012年度まではJIS C 9612:2005規格に、2013年度より新基準JIS C 9612:2013規格に準拠し測定。

消費電力量とエネルギー消費効率(業務用エアコン)

消費電力量とエネルギー消費効率(業務用エアコン)

14.0kWクラスでの当社試算。一般社団法人 日本冷凍空調工業会条件、日本工業規格(JIS)条件による。

TOPICS

ビル用マルチエアコン「VRVシリーズ」が平成27年度省エネ大賞を受賞

ビルにおけるエアコンの年間使用状況は、真夏や真冬のように負荷が非常に高い中で運転する時間は短く、運転時間の約90%は外気温と設定温度の差が少ない低負荷時が占めており、負荷が少ないときにどれだけ効率よく運転するかが消費電力削減のポイントでした。

ビル用マルチエアコン「VRVシリーズ」は圧縮漏れ・ロスを極小化する新型スクロール圧縮機と、冷暖房時の負荷に合わせて全自動で冷媒温度をコントロールする新しい制御技術などで、快適性を維持しながら無駄を抑制し年間の消費電力を当社従来機比約21%削減。優れた省エネ性が評価され、平成27年度省エネ大賞「省エネルギーセンター会長賞」を受賞しました。

店舗・オフィス用エアコン「FIVE STAR ZEAS」新たな気流方式で約15%の省エネ

2016年2月に発売した店舗・オフィス用エアコン「FIVE STAR ZEAS」の新モデルは、気流を下方向に吹き出していた従来の天井カセット形エアコンの暖房方法を根本から見直し、水平方向に吹き出す新たな気流方式「アクティブ・サーキュレーション気流」を採用。水平方向に吹き出された気流が床全体にすばやく広がり、壁や窓から侵入してくる冷気を防ぎ、足元から暖かい暖房を実現するとともに、温度ムラが軽減されるため当社従来機比約15%の省エネを実現しました。

アクティブ・サーキュレーション気流

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省エネ製品の開発

「DESICA」シリーズに戸建て住宅用製品をラインナップ

「DESICA(デシカ)」は、水配管を必要とせず除湿と加湿ができる調湿外気処理機です。高効率の水分吸着材と熱交換器を一体化させた「ハイブリッドデシカ素子」を搭載し、エネルギー消費量を従来の調湿外気の約6分の1(当社試算)に低減しました。

これらが評価され、2011年6月、社団法人 発明協会主催の全国発明表彰で特別賞「経済産業大臣発明賞」を受賞しました。

2012年秋には新築戸建住宅向けに住宅用全館調湿・換気ユニット「DESICA HOME AIR」を発売。1台で延床面積120〜200平方メートルの住宅の24時間換気が可能で、一年中、すべてのお部屋を快適にコントロールすることができます。この製品は業務用「DESICA」と同様、水配管がなくても除湿と加湿が可能。床置形のため、お客様が簡単に高性能フィルターの交換・清掃ができるなどメンテナンス性にも優れています。高品質な空気環境を省エネルギーで実現する本機は、すでに多くのご家庭で採用されており、高い評価をいただいています。

「DESICA HOME AIR」

エアコンは豊富なラインナップから選べ、多彩な組み合わせで温度と湿度のベストバランスを保ちます。

全館空調エアコン+DESICAプラン

個別空調との組合せも可能です

個別空調エアコン+DESICAプラン

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