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気候変動への対応

エアコンの省エネルギー性向上

ダイキンは、グローバルに事業を展開する空調機器メーカーとして、人々の快適性を向上させながら、地球温暖化という課題を解決するために、エネルギー消費量を抑制することを使命と考えています。そのために製品のライフサイクルごとに環境影響を定量的に評価し、電力消費の少ない製品やサービスを開発するとともに、製品の組み合わせによる建物全体のエネルギー最適化などを進めています。

ライフサイクルアセスメント

使用時の省エネと冷媒影響削減に注力

製品のライフサイクルごとに環境影響を定量的に把握するLCA(ライフサイクルアセスメント)の手法を用いて、エアコンの温暖化影響を評価しています。

エアコンによる温室効果ガス排出量は、使用時の影響が最も大きく、次いで冷媒による影響が大きくなっています。そこで、この2点の環境影響低減に最も注力。消費電力を低減できるインバータ技術の搭載に加え、低温暖化冷媒R32を採用し、その特性を活かした省エネ化を進めています。2017年度はライフサイクルCO2排出量を10年前に比べ、住宅用では約22%、業務用では約32%削減しました。

LCA事例:ライフサイクルCO2排出量の比較※1

LCA事例:ライフサイクルCO2排出量の比較

※1 住宅用エアコンは2.8kWクラス、業務用エアコンは14kWクラスでの当社基準による算出。

※2 期間消費電力量:住宅用は日本工業規格(JIS)、業務用は(一社)日本冷凍空調工業会の規格を使用。

※3 冷媒影響は使用時と廃棄・リサイクル時の平均漏れ率を考慮し、単位重量あたり温暖化係数より算出。

エアコンの省エネルギー性能向上

APF(通年エネルギー消費効率※1)とIPLV(期間成績係数※2)を向上

エアコンにおいて、設計から製造、使用、廃棄に至るライフサイクルのうちCO2排出量が最も多いのは使用段階です。そのため、ダイキングループでは、製品の環境自主基準において、使用段階における省エネ性の項目をより厳しく設定し、製品の省エネルギー性向上に注力しています。

※1 APF(通年エネルギー消費効率):1年を通して、ある一定条件のもとにエアコンを使用した時の消費電力量1kWhあたりの冷房・暖房能力を表したもの。値が大きいほど、省エネ性能が高くなります。

※2 IPLV(期間成績係数):空調負荷の異なる4つの冷房COPの加重平均にて算出した省エネ係数で、パッケージエアコンのAPFに相当します。実際の空調運転の大半は部分負荷運転をしており、IPLVの数値が高いほど、実用省エネが優れていることになります。

消費電力量とエネルギー消費効率(住宅用エアコン)※1

消費電力量とエネルギー消費効率(住宅用エアコン)

※1 2.8kWクラス当社試算。日本工業規格(JIS)条件による。

※2 寸法規定タイプの場合。

※3 2012年度まではJIS C 9612:2005規格に、2013年度より新基準JIS C 9612:2013規格に準拠し測定。

消費電力量とエネルギー消費効率(業務用エアコン)

消費電力量とエネルギー消費効率(業務用エアコン)

14.0kWクラスでの当社試算。一般社団法人 日本冷凍空調工業会条件、日本工業規格(JIS)条件による。

省エネ製品の開発

小規模ビルでの省エネを可能とする店舗・オフィス用マルチエアコン『machiマルチ』を発売

小規模ビルが密集する都市部では、建物周辺に従来のビル用マルチエアコンの室外機を設置するスペースが確保しにくく、多くの場合、小型の室外機を何台も設置していました。そのため建物周辺やビル壁面などに多くの室外機が並び、メンテナンス作業も困難でした。

2017年4月に発売した『machiマルチ』は、従来のビル用マルチエアコンに比べ、室外機を小型化したことによって設置面積を最大約58%削減しました。小規模なビルが多い都市部においてもビル用マルチによる個別運転が可能となり省エネ化が図れます。

machiマルチ

小空間に最適なマルチエアコン「ココタス」を発売

洗面室やキッチンなど小空間の非居室向けには、これまでの最小能力2.2kWのエアコンでは能力過多であったため、マルチエアコン『ココタス』を新たに開発しました。2畳~3畳の空間に合わせた、冷房能力0.8kW、暖房能力1.0kWの業界最小サイズのエアコンです。

ダイキン独自のインバータ制御と低回転で効率の良いスイング圧縮機との組み合わせに加え、低流量の冷媒をコントロール出来る新規電動弁の採用により、最小能力を0.2kWに抑えることで、きめ細やかな運転で快適な温度にコントロールすることが可能となりました。出入りの多い朝の洗面室や、就寝中の廊下など、不在時にもエアコンを付けておきたいニーズに応える「ひかえめ運転」を搭載。ひかえめの目標温度で運転し、居室と非居室の温度差を身体に負担の少ない範囲に保ちながら、電気代を抑えることで、住宅内の温度のバリアフリーと省エネ性を両立します。

「DESICA」シリーズに戸建て住宅用製品をラインナップ

「DESICA(デシカ)」は、水配管を必要とせず除湿と加湿ができる調湿外気処理機です。高効率の水分吸着材と熱交換器を一体化させた「ハイブリッドデシカ素子」を搭載し、エネルギー消費量を従来の調湿外気の約6分の1(当社試算)に低減しました。

これらが評価され、2011年6月、社団法人 発明協会主催の全国発明表彰で特別賞「経済産業大臣発明賞」を受賞しました。

2012年秋には新築戸建住宅向けに住宅用全館調湿・換気ユニット「DESICA HOME AIR」を発売。1台で延床面積120~200平方メートルの住宅の24時間換気が可能で、一年中、すべてのお部屋を快適にコントロールすることができます。この製品は業務用「DESICA」と同様、水配管がなくても除湿と加湿が可能。床置形のため、お客様が簡単に高性能フィルターの交換・清掃ができるなどメンテナンス性にも優れています。高品質な空気環境を省エネルギーで実現する本機は、すでに多くのご家庭で採用されており、高い評価をいただいています。

「DESICA HOME AIR」

エアコンは豊富なラインナップから選べ、多彩な組み合わせで温度と湿度のベストバランスを保ちます。

全館空調エアコン+DESICAプラン

個別空調エアコン+DESICAプラン

TOPICS

空冷ヒートポンプ式モジュールチラー『ヘキサゴンフォース』が平成29年度省エネ大賞「省エネルギーセンター会長賞」を受賞

空調熱源機のエネルギー消費は、真夏や真冬など空調機に大きい負荷がかかる時期と、年間の約90%を占める小さい負荷で運転する時期で大きく異なります。省エネ化のためには、負荷が大きくても小さくても高効率で運転することが大切です。

「ヘキサゴンフォース」は、効率的に冷媒を圧縮してエネルギーロスを抑える「高効率スクロール圧縮機」や独自の熱交換器の配置「F型構造」により、一年中高い運転効率を実現します。

また、IoT対応のクラウド型サービスなどを活用した、より細やかなエネルギーマネジメントも可能になります。これにより、空調機のより効率的な運用や、長寿命化などを実現し、首都圏を中心に増加する大型施設の空調機のライフサイクルコスト低減に貢献します。

ヘキサゴンフォース

『設置済み機器の熱源リプレースによる省エネ推進ビジネスモデル』が平成29年度省エネ大賞「省エネルギーセンター会長賞」を受賞

ビル用マルチエアコン「更新用Qシリーズ」は、室内ユニット・冷媒配管・配線はそのままで、最新の省エネ技術を搭載した室外機へ更新する商品です。ヒートポンプ式業務用空調機「ビル用マルチエアコン」や家庭用給湯機「エコキュート」の更新時の課題であった費用と工期を要する室内側工事を省略し、工期の短縮に加えて約25%の消費電力削減を実現。ユーザーに負担をかけず、既設機を手軽に省エネ化する新たな更新ビジネスとして評価されました。

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