私たちは1933年に日本で初めてフッ素化学に取り組んで以来、パイオニアとして独自の技術でフッ素樹脂、ゴム、ガスなど1800種類以上のフッ素化合物を世界に送り出してきました。


フッ素は、あらゆる元素と激しく反応しますが、ひとたび他の元素と結合して化合物となると化学的に安定し「熱に強い」「薬品や溶剤に侵されにくい」「水や油をはじく」「滑りやすい」といった優れた特性を発揮します。これらの特性を併せもつフッ素化合物は、アイロンやフライパンなどの家庭用品から、自動車の燃料ホース、建築物の外装塗装剤、さらにはエアコンの冷媒として利用されるなど、その用途は実に幅広く、さまざまです。


フッ素の活躍するステージは、環境分野でも裾野を広げています。 例えば、地球温暖化防止の観点から、工場やビルの省エネ対策として、フッ素系の遮熱塗料を生み出しました。屋根に塗るだけで、フッ素の優れた耐候性により長期にわたり太陽光を反射し、室内温度の上昇を低減できる、まさに「塗るエアコン」です。

また、私たちの生活に欠かせない車も、今や環境対策が不可欠となっています。エンジンや燃料系統などには、大気汚染の要因となる燃料を漏らさず、熱に強く、耐久性のあるフッ素樹脂やフッ素ゴムが使用されています。私たちは将来の車に求められるバイオ燃料・燃料電池など、新しい環境技術に対応した素材も開発しています。


今後は、自動車、ICT、新エネルギーといった成長市場での用途開発を重点的に取り組む他、産学連携や他企業との連携・提携など外部の力を積極的に取り込むことで、他素材との結合による新商品の開発や非フッ素素材の品揃えの拡充など、複合・非フッ素事業も強化していきます。

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