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2017年3月8日

ダイキン工業株式会社 化学事業部からのお知らせ

冷凍冷蔵機器用 新冷媒 『R-407H』 を販売開始

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ダイキン工業株式会社は、冷媒による環境への影響を軽減するため、従来の冷凍冷蔵機器に多く使用されているR-404Aより地球温暖化係数(GWP)が約62%※1低い冷凍冷蔵機器用の新冷媒『R-407H』を新たに発売します。

現在、店舗、倉庫、船舶などに設置される冷凍冷蔵機器には、一般的にR-404Aが使われています。日本のフロン排出抑制法※2では、出荷される定置式冷凍冷蔵機器に用いる冷媒について、2025年にはGWP1500以下(製品区分・出荷台数による加重平均)になるように求められています。また、欧州のFガス規制では2020年以降に用途・機種別にGWP上限値が設定され定置式冷凍冷蔵機器ではGWP2500以下※3に規制されます。米国でも、2016年から2022年末までにR-404Aの使用が用途ごとに段階的に禁止されます※4

このような背景の中、GWPの高い冷媒に対する規制に対応し、安全性やエネルギー効率においても優れ、さらに入手や転換が容易に行える新冷媒へのニーズが高まっています。

それらの市場ニーズに応えるため、当社はR-404AよりGWPが低い、オゾン破壊係数ゼロ、かつ不燃の『R-407H』(GWP1495※5)を新たに開発しました。
『R-407H』はR-404Aと比較し、GWPが約62%低いことに加え、ほぼ同じ冷媒圧力です。また、冷媒の性能を示す冷凍能力と冷凍効率(COP)は、冷凍領域では同等、冷蔵領域では同等以上となることが複数の機器メーカー及び大学での評価にて確認されました※6

当社は、冷凍冷蔵機器用の冷媒R-404A代替冷媒として使用可能な冷媒『R-407H』を提供するとともに、今後さらなる温暖化係数の低い冷媒開発に取り組んでいきます。


*1  試算条件:凝縮温度 40 oC , 蒸発温度 -10oC, 過冷却温度 0 K, 過熱温度 20 K, 圧縮効率 0.7  
*2  GWP値:IPCC 第4次報告 (第5次報告)

【R-407Hの分類について】
国際的な冷媒安全区分を行う米国暖房冷凍空調学会(ASHRAE)においてR-404Aと同じ「低毒性・火炎伝播なし(区分A1)」冷媒として分類されました。

【当社の冷媒選択に関する考え方】
当社グループは冷媒開発から機器開発まで行うメーカーとして、地球温暖化への影響緩和を最も注力すべき社会課題であると考えています。これまでも省エネ機の開発や温暖化影響の少ない冷媒への転換支援に、積極的に取り組んできました。冷媒のライフサイクル全体にわたる環境影響を低減するため、さまざまな側面から総合的な評価を行い、各機器の用途に合った適材適所の冷媒選択を推進しています。

冷媒の環境課題に対するダイキンの方針については、下記をご覧ください。
http://www.daikin.co.jp/csr/information/influence/reibai_hoshin.pdf


※1: R-407H:GWP 1495、R-404A:GWP 3920
※2: フロン排出抑制法概要を参照
https://www.env.go.jp/earth/ozone/cfc/law/kaisei_h27/int_01-16.pdf
※3: 欧州Fガス規制を参照
http://eur-lex.europa.eu/legal-content/EN/TXT/PDF/?uri=CELEX:32014R0517&from=EN
※4: 米国環境庁(EPA)・SNAPプログラムを参照
https://www.gpo.gov/fdsys/pkg/FR-2016-12-01/pdf/2016-25167.pdf
※5: 温暖化係数はIPCC第4次評価報告書の値を使用
※6: 日新興業(株)、福島工業(株)の冷凍冷蔵用機器メーカー、及びスペインのJaume I Universityでの試験による。

お問い合わせ

ダイキン工業株式会社 化学事業部 営業部
〒530-8323  大阪市北区中崎西二丁目4番12号(梅田センタービル)
TEL (06)6373-4345(ダイヤルイン)

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