ダイキン工業株式会社

フッ素の特性

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光学特性

フッ素素材には、屈折率が低く、また、透明性が高いものが多くあります

フッ素素材を形作る-CF2-の、炭素とフッ素の電子の引き付けやすさのバランスが絶妙なため、フッ素素材はほぼ無極性となります。さらに、結合電子が炭素とフッ素の原子核のそばに強く引き付けられているため、外部の電場によって結合電子がふらふらと動かなくなります。
つまり、非常に振動数の高い高周波の電磁波である光の電場との相互作用もほとんどなくなるため、屈折率も低くなります。

光学特性を備えた製品

フッ素樹脂フッ素樹脂フィルムフッ素塗料(ゴム系以外)
添加剤(ポリフロンPTFE ルブロンポリフロンMPA

PTFEは、-CF2-だけが直線的につながった最も基本的なフッ素樹脂です。ただし、PTFEはその結晶性により不透明で、光学的に用いられることはほとんどありません。
PFA、FEPは、PTFE同様-CF2-から成りますが、側鎖などを導入することで結晶性を低下させ、融点以上の温度で流動するようにしたものです。PTFEよりも結晶性が下がったことにより透明性を持ち、低い屈折率を示します。
ETFE、EFEPは、主鎖・側鎖中に-CF2-と共に炭化水素鎖(-CH2-)を持っているため、PFA、FEPには若干劣りますが、一般の炭化水素系樹脂に比べると低い屈折率を示します。ただし、透明性については、PFA、FEPよりもさらに透明性が高いグレードもあります。
CPT、PCTFEは炭化水素鎖(-CH2-)は持ちませんが、フッ素原子以外の原子を含むため、屈折率はETFE、EFEP程度となります。一般の炭化水素系樹脂に比べると低い屈折率を示します。


耐候性塗料用樹脂 ゼッフル

ゼッフルは、硬化させるための官能基を持ち、溶剤に溶けるフッ素樹脂で、塗料のワニスとして用いられます。硬化により堅牢な塗膜となります。顔料を入れない場合、透明な塗膜となります。


指紋付着防止剤 オプツール

オプツールは、ガラスやプラスチック表面の指紋付着防止、防汚性や滑り性向上に用いられる表面処理剤です。ナノレベルの薄膜であるため、基材の光学特性に影響を与えません。


フッ素材料の製品光学特性

製品 物性
屈折率 透明性
フッ素樹脂
フッ素樹脂フィルム
フッ素塗料(ゴム系以外)
添加剤(ポリフロンPTFE ルブロン、ポリフロンMPA)
PFA、FEP 1.34 透明
ETFE、EFEP、CPT、PCTFE 1.40~1.42 透明
耐候性塗料用樹脂 ゼッフル 1.40 透明
指紋付着防止剤 オプツール 1.30 透明

※ゼッフルは硬化剤を配合した塗膜の測定値

光学特性が生かされる用途

利用される市場

  • 自動車
  • 半導体
  • 住宅・生活
  • 情報通信
  • 環境・エネルギー
  • 医療
  • 電線
  • シール材
  • フィルム・シート
  • チューブ・ホース・ボトル
  • 繊維・モノフィラメント・不織布
  • ライニング