ダイキン工業株式会社

フッ素の特性

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非粘着特性(撥水撥油性・離型性・防汚性)

フッ素素材の表面には、食品も飲み物も、生物さえも付着しません

フッ素素材を形作る-CF2-の炭素とフッ素の電子の引き付けやすさのバランスが絶妙なため、フッ素素材はほぼ無極性となり、表面に触れる物質との相互作用が極めて小さくなります。そのため、水や油、汚れもはじき、こびり付きや焦げ付きもありません。
また、微生物をはじめとする生物も、フッ素素材の表面に付着しにくく、付着してもフッ素素材を摂食・消化できないため、成長することが難しくなります。

非粘着特性(撥水撥油性・離型性・防汚性)を備えた製品

フッ素樹脂フッ素樹脂フィルムフッ素塗料(ゴム系以外)
添加剤(ポリフロンPTFE ルブロンポリフロンMPA

PTFEは、-CF2-だけが直線的につながった最も基本的なフッ素樹脂です。そのままではほとんどの材料が付着・接着できず高い非粘着性を示します。
PFA、FEPは、PTFE同様-CF2-から成りますが、側鎖などを導入することで、融点以上の温度で流動するようにしたものです。PTFE同様、炭化水素鎖(-CH2-)を持たないため、PTFEと同等の高い非粘着性を示します。
ETFE、EFEPは、主鎖・側鎖中に-CF2-と共に炭化水素鎖(-CH2-)を持っているため、パーフロメルト系樹脂には若干劣りますが、一般の炭化水素系樹脂に比べると高い非粘着性を示します。
CPT、PCTFEは炭化水素鎖(-CH2-)は持ちませんが、フッ素原子以外の原子を含むため、非粘着性はETFE、EFEP程度となります。ただし、一般の炭化水素系樹脂に比べると高い非粘着性を示します。


耐候性塗料用樹脂 ゼッフル

ゼッフルは、硬化させるための官能基を持ち、溶剤に溶けるフッ素樹脂で、塗料のワニスとして用いられます。硬化により堅牢な塗膜となり、高い非粘着性を示します。


撥水撥油剤

繊維、布製品や紙、石材にまで用いられる撥水撥油剤です。フッ素素材の高い非粘着性が、他材以上に水をはじき、油をはじく性能(撥水撥油性能)を示します。また、繊維や紙に汚れが付きにくい性質(防汚性)を付与します。


指紋付着防止剤 オプツール

オプツールは、ガラスやプラスチック表面の指紋付着防止、防汚性や滑り性向上に用いられる表面処理剤です。同様の用途に用いられる他の材料よりも、高い非粘着性により、指紋付着防止性能を示します。


防水・防湿コーティング剤 オプトエース

オプトエースは、撥水防湿の効果を持ち、電子回路基板の保護に用いられるコーティング剤です。同様の用途に用いられる他の材料よりも撥水撥油性、防湿性に優れます。


離型剤 ダイフリー

ダイフリーは、射出成形や圧縮成形の金型に用いられる離型剤です。高い非粘着性により、成形材料が金型に付着するのを防ぐため、離型剤として高い性能を示します。


フッ素材料の製品非粘着特性(撥水撥油性・離型性・防汚性)

製品 物性
対水接触角(°) 対油接触角(°)
(ヘキサン)
フッ素樹脂
フッ素樹脂フィルム
フッ素塗料(ゴム系以外)
添加剤
(ポリフロンPTFE ルブロン、ポリフロンMPA)
PTFE 114 40
PFA、FEP 114 44
ETFE、EFEP、CPT、PCTFE 82~96 27
耐候性塗料用樹脂 ゼッフル 90 30
撥水撥油剤 115 68
指紋付着防止剤 オプツール 113 65
防水・防湿コーティング剤 オプトエース 115 65
離型剤 ダイフリー 110 60

※ゼッフルは硬化剤を配合した塗膜の測定値

非粘着特性(撥水撥油性・離型性・防汚性)が生かされる用途

利用される市場

  • 自動車
  • 半導体
  • 住宅・生活
  • 情報通信
  • 環境・エネルギー
  • 医療
  • 電線
  • シール材
  • フィルム・シート
  • チューブ・ホース・ボトル
  • 繊維・モノフィラメント・不織布
  • ライニング