ダイキン工業株式会社

フッ素の特性

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難燃性

フッ素があれば燃えにくく、火に強くなります

“ものが燃える”とは、高温下で物質と酸素が急速に反応し、酸化されていくことです。さらに、火炎の中では酸素ラジカルをはじめとするさまざまなラジカルが発生し、物質と反応します。
酸素と結び付きやすい水素が外側に出ている炭化水素系素材と異なり、フッ素素材では酸素と結び付きにくいフッ素が外に出ているため、燃えにくくなります。
さらに、フッ素素材では、-CF2-によって形作られるC-C結合が-CH2-によるC-C結合よりも強く、C-C結合を切断しようとするラジカルの攻撃にも耐えられるため、燃えにくくなります。

難燃性を備えた製品

フッ素樹脂フッ素樹脂フィルムフッ素塗料(ゴム系以外)
添加剤(ポリフロンPTFE ルブロンポリフロンMPA

PTFEは、-CF2-だけが直線的につながった最も基本的なフッ素樹脂です。融点以上の温度でも流動しないこともあり、最も燃えにくいフッ素樹脂です。
PFA、FEPは、PTFE同様-CF2-のみから成りますが、融点以上の温度で流動できるように側鎖を導入した樹脂です。炭化水素鎖(-CH2-)を持たないため、PTFEと同等の高い難燃性を示します。
CPT、PCTFEはほぼ-CF2-鎖から成り、炭化水素鎖(-CH2-)を持たないため、PFA、FEP並みの高い難燃性を示します。
ETFE、EFEPは、主鎖・側鎖中に-CF2-と共に炭化水素鎖(-CH2-)を持ち、融点も比較的低くなっているため、PFA、FEPには若干劣りますが、一般の炭化水素系樹脂に比べると高い難燃性を示します。


フッ素ゴムゴム系フッ素塗料添加剤(ダイキンPPA)

フッ素ゴムは、主鎖が-CF2-と炭化水素鎖(-CH2-)から成り、汎用ゴムに近い機械特性を持ちつつも、高い難燃性を示します。


耐候性塗料用樹脂 ゼッフル

ゼッフルは、硬化させるための官能基を持ち、溶剤に溶けるフッ素樹脂で、塗料のワニスとして用いられます。硬化により堅牢な塗膜となり、汎用素材による塗膜よりも難燃性に優れます。


離型剤 ダイフリー

ダイフリーは、射出成形や圧縮成形の金型に用いられる離型剤です。主に-CF2-から成ることにより、高い難燃性を示し、高温加工の金型に用いられます。


フッ素オイル

主に-CF2-から成るオイル、グリースです。高い難燃性を示すため、高温になるポンプ、熱媒体、摺動部の潤滑剤などに使われます。


フッ素材料の製品難燃性

製品 物性
難燃規格 限界酸素指数
(vol%)
フッ素樹脂
フッ素樹脂フィルム
フッ素塗料(ゴム系以外)
添加剤
(ポリフロンPTFE ルブロン、ポリフロンMPA)
PTFE UL-94 V-0 >95
PFA、FEP、CPT、PCTFE UL-94 V-0 >95
ETFE、EFEP UL-94 V-0 30~50
フッ素ゴム、ゴム系フッ素塗料、添加剤(ダイキンPPA) UL-94 V-0 >75
耐候性塗料用樹脂 ゼッフル UL-94 HB -
離型剤 ダイフリー 適切に測定できず
フッ素オイル 適切に測定できず

※ゼッフルは硬化剤を配合した塗膜の測定値

難燃性が生かされる用途

利用される市場

  • 自動車
  • 半導体
  • 住宅・生活
  • 情報通信
  • 環境・エネルギー
  • 医療
  • 電線
  • シール材
  • フィルム・シート
  • チューブ・ホース・ボトル
  • 繊維・モノフィラメント・不織布
  • ライニング